<植木の木材腐朽菌>

アラゲキクラゲ 荒毛木耳

Auricularia polytricha
ウズラタケ発生状況
2011年10月16日 横浜市戸塚区
子実体


ウズラタケ傘表
2011年10月16日 横浜市戸塚区
子実層裏面の毛


ウズラタケ傘裏
2012年12月23日 子実層


ウズラタケ傘裏
2012年12月23日 裏面の毛


ウズラタケ傘裏
2012年12月23日 傘肉


症状

・枝、幹心材腐朽。
・白色腐朽。

病原菌と発生条件

・担子菌類。キクラゲ目キクラゲ科キクラゲ属。
・座生で無柄。傘は円盤状~椀状など。巾は1~8cm、高さは1~2cm内外。子実層面は暗褐色で平滑、その裏面は白色の細毛が密生する。
・肉はゼラチン質。
・発生は春から秋にかけてが多いが、気温と湿度が整うと冬にも発生する。
・分布は東南アジアから北海道。南北アメリカなど。南方系とされる。
・広葉樹の枯木、枯枝に発生。枯死部に発生する。

 

防除法

 

 

 

備考

・担子胞子は、腎臓形~ソーセージ形で、8~20×5~10μm。
・異型担子菌類に分類される。担子器は円筒形で4つに区分された区画から、それぞれ小柄が伸び、その先に胞子を生じる。

・食用とされ、炒めものなどに利用される。
・人工栽培されており、原木栽培や菌床栽培が行われている。


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