<植木の病害虫>

エノキうどんこ病

Erysiphe kusanoi
エノキうどんこ病
エノキ 病葉
2016年10月30日
横浜市緑区

エノキうどんこ病病徴
エノキ 葉の病徴
2016年10月30日
横浜市緑区

エノキうどんこ病閉子嚢殻
閉子嚢殻
2016年11月1日

エノキうどんこ病閉子嚢殻と子嚢胞子
閉子嚢殻
2016年11月1日

症状

初夏以降、葉の表面に白い粉をまぶしたような病班が発生する。

病原菌と発生条件

・病原菌は子嚢菌類ウドンコカビ科に属する。植物絶対寄生菌で生きた植物にしか寄生しない。
・涼しく湿度が低いと繁殖しやすくなる。特に風通しの悪いと多発し、雨の多い時期は蔓延しにくい。
・類似の病害に「エノキ裏うどんこ病」(病原菌:Pleochaeta shiraiana)がある。

防除法

・秋以降の罹病落葉の除去。
・5月から9月に月2回程度薬剤散布を行う。(チオファネートメチル、オンリーワン、キノンドー、石灰硫黄合剤などの殺菌剤)

備考

・旧学名はUncinula kusanoi で、Uncinula属は2000年にErysiphe属に移行とのこと。
・うどんこ病は、野菜、麦類では重要病害。

 

 

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