<植木の木材腐朽菌>

カワラタケ 瓦茸

Trametes versicolor
カワラタケ発生状況
2011年11月3日 横浜市緑区
宿主はソメイヨシノ。


カワラタケ傘表
2010年1月30日 神奈川県小田原市
子実体


カワラタケ傘裏
2010年1月30日 神奈川県小田原市
子実体

症状

・枝、幹心材腐朽。
・白色腐朽。

病原菌と発生条件

・担子菌類。タマチョレイタケ目タマチョレイタケ科カワラタケ属。
・座生で無柄。傘は半円形~団扇形など。巾は1~5cm、厚さは1~2mm内外。傘の色は灰色、藍色、褐色などを帯び、明らかな環紋がある。
・肉は革質。
・子実体は一年生。発生は通年。
・分布は全世界。
・広葉樹、針葉樹の枯木、枯枝に発生。枯死部に発生する。

 

防除法

 

 

 

備考

・最も普通に見られるキノコ。
・子実層は管孔で細かい。管孔は円形で、3~5個/mm。
・担子胞子は、無色でやや細長い円筒形。5~8×1.5~2.5μm。

・制癌剤「クレスチン」が得られている。
・強力な木材腐朽菌であり、JIS木材耐久性試験の標準株に指定される。

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