<植木の木材腐朽菌>

コフキタケ(コフキサルノコシカケ)

Ganoderma applanata
コフキタケ発生状況
2011年1月23日 神奈川県平塚市
寄主はソメイヨシノ。


コフキタケの管孔
2010年8月 管孔

コフキタケの担子胞子
2010年8月 担子胞子

コフキタケの担子胞子
2010年8月 菌糸

症状

・幹心材腐朽。
・白色腐朽。

病原菌と発生条件

・担子菌類。ヒダナシタケ目マンネンタケ科。
・子実体は多年生で、チョコレート色の傘肉。座生で無柄。巾は10~20cm、厚みは2~4cm内外。 年々成長を続けて幅50cmを超えることもある。
・傘表面は無毛、環溝があり、黄土色から茶色。大量の胞子を出し、傘にココアパウダー状に降り積もることも多い。
・管孔は円形。4~5個/mm。
・分布は日本全国。
・広葉樹に発生する。街路樹など植栽された樹木に多い。

 

防除法

 

 

 

備考

・3菌糸型。骨格菌糸と結合菌糸は琥珀色。原菌糸は無色で、かすがい連結がある。
・担子胞子は8~15μm×5~7.5μm。一端がかけた卵形で琥珀色。二重壁。
・近年、暖地で発生しているものは別種とされ、「オオミノコフキタケ」と同定されている。

病害虫のindexページへ戻る
HOMEへもどる