<植木の病害虫>

ニレハムシ

Pyrrhalta maculicollis
ニレハムシの幼虫
2009年7月27日 神奈川県横浜市
樹皮上の幼虫


ニレハムシ成虫
2010年8月29日 東京都
成虫(ケヤキ)

症状

幼虫、成虫ともに葉の表面を舐めるように食害する。落葉期まで被害があり、多発すると紅葉したように見える。

病原菌と発生条件

・ハムシ科の食葉性昆虫。
・ケヤキ、エノキ、アキニレなどニレ科に発生。 年2回発生。
・成虫で越冬し、4月下旬くらいから被害を出し始める。産卵は出現してすぐ。夏までは幼虫、蛹、成虫が混在する。
・成虫は 体長6~7mm、褐色で、全体に黄白色の微毛を密生。幼虫は黄色で黒い点が点在し、体長8~10mm。北海道~九州に分布。

防除法

・卵塊や若齢幼虫期に寄生枝の除去処分。
・幹に粘着テープを巻いて、蛹化するために根元へ移動する幼虫を捕えて密度を減らす方法もとられている。
・薬剤散布はスミチオン、ディプテレックスなどが有効だが、樹高の高いため、防除困難な場合が多い。

備考

 
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