白絹病

ユーパトリウム白絹病症状
2025年7月30日 東京都町田市
病徴 ユーパトリウム

ユーパトリウム白絹病症状
2025年7月30日 東京都町田市
病徴 ユーパトリウム

学名

Sclerotium rolfsii Saccardo (スクレロチウム ロルフシ)

症状

・多犯性の病原菌で、ナス科・ウリ科・アブラナ科・マメ科などの草本植物、針葉樹や広葉樹を問わず樹木にも発生する。野菜や葉植物で被害が大きい。
・特に高温多湿の夏(25~35℃くらい)で多湿環境で蔓延する。
・地際部が褐変・腐敗し、病斑部に白い綿毛状の菌糸が広がる。進行すると、菌糸の中に小さな丸い褐色の菌核(ナタネ粒状。直径1~2mm)ができる 病気が進むと、植物が萎凋し枯死する。
・伝染経路は①土壌中に残った菌核により感染 ②雨水や灌水で周囲に菌が広がる、③汚染された農機具や靴、手などにより拡散する。

病原菌 形態

・菌糸は無色で隔壁があり、一部にかすがい連結を持つ。主軸菌糸の太さは4~10μm内外。

ユーパトリウム白絹病症状
2025年7月30日 東京都町田市
菌糸 かすがい連結

対処

・発病株の早期除去・焼却
・未熟で粗大な有機堆肥を避ける
・輪作(発病しにくい作物と交互に栽培)
・密植を避ける
・太陽熱消毒(夏場にビニールで覆い、地温を上げる(地温55℃以上))
・抵抗性品種の選定
・薬剤散布
・土壌改良(水はけ改善(高畝)、pH調整(6.5以上)) など

備考

参考文献

・花壇・緑地草本植物の病害虫診断図鑑,法政大学植物医科学センター,大誠社,2023
・日本植物病害大事典,岸國平編,全国農村教育協会,1998 ほか


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