<植木の木材腐朽菌>

スエヒロタケ

Schizophyllum commune Fr.

スエヒロタケ発生状況
2011年11月12日 横浜市緑区

スエヒロタケの偽ひだ
2012年4月15日 神奈川県小田原市。
子実層の偽ひだ。

スエヒロタケの担子器
2012年4月15日 神奈川県小田原市。
担子器。

スエヒロタケの担子胞子
2012年4月15日

担子胞子。

症状

・幹心材腐朽。
・白色腐朽。
・倒木、枯枝にしばしば発生する。腐朽力はそれほどではないとされる。

病原菌と発生条件

・担子菌類。ハラタケ目スエヒロタケ科。
・子実体は一年生で、形状は扇形(ホタテガイ形)で無柄。巾は0.5~3cm傘表面は表面は長く太い白毛に覆われ、縁は欠刻状。傘裏に偽ひだが放射状に並ぶ。
・分布は日本全国。
・広葉樹を主として、時に針葉樹に発生する。

 

防除法

 

 

 

備考

・1菌糸型。原菌糸は無色で、かすがい連結がある。
・担子胞子は2~3μm×5~6μm。長楕円形~涙形で無色。
・子実層には4胞子性の担子器が数多くみられる。

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