ベッコウタケPerenniporia fraxinea |
2011年7月26日 東京都渋谷区 寄主はケヤキ。
|
分類 |
タマチョレイタケ目タマチョレイタケ科ウスキアナタケ属 |
生態 |
・子実体は一年生。発生初期はこぶ状で、成長すると座生で無柄。重生することもある。 |
形態(肉眼的) |
・出始めは卵黄色のこぶ状で、成長すると傘は5~20cm、厚みは0.5~3cm内外に育ち、黄色から褐色~黒色となる。傘表周辺部は淡色で不明瞭な環紋・環溝がある。 ・管孔は円形。材木色で傘肉と同系色でやや濃い。5~6個/mm。 |
2023年7月16日 担子胞子 2023年7月16日 骨格菌糸と担子胞子。偽アミロイド。 2023年7月16日 傘表皮内の厚壁胞子 2009年10月 腐朽材中の菌糸と厚壁胞子 寄主はエンジュ。 |
形態(顕微鏡的) |
・2菌糸型。原菌糸は無色で、かすがい連結がある。骨格菌糸はデキストリノイドで、巾5-7μmの厚膜のものと、巾2-2.5μmで分岐する形のものが共存する。 |
備考 |
・デキストリノイドは偽アミロイドとも呼ばれ、メルツァー液という試薬で赤褐色に染まる反応のこと。 |