<きのこ図鑑>

ボタンイボタケ

Thelephora aurantiotincta
ボタンイボタケ発生状況
2023年9月9日 横浜市緑区

ボタンイボタケ傘裏
2023年9月9日
横浜市緑区 傘裏

ボタンイボタケ傘断面
2023年9月9日
横浜市緑区 傘断面

分類

イボタケ目イボタケ科イボタケ属

生態

・子実体はほとんどが一年生。
・発生は夏~秋に、コナラとアカマツの混成林の地上に単生~群生。
・分布は日本、朝鮮、中国、ボルネオ。
・菌根菌。

形態(肉眼的)

・高さ5~8㎝、幅5~10㎝、多数の扇形の傘が牡丹の花のようにつく。
・傘の背面は橙色~橙褐色、周縁は白色。放射状の小しわがある。
・肉は革質。子実層托には小さな乳頭状の疣が密生。
ボタンイボタケ担子器
2023年9月9日
担子器

ボタンイボタケ担子胞子
2023年9月9日
担子胞子

形態(顕微鏡的)

・担子胞子は表面に瘤がついた角形で、6.5~9×6~10μm。

備考

・日本では不食とされるが、中国の雲南地域では食用とされる。
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