<きのこ図鑑>

ホウロクタケ 焙烙茸

Daedalea dickinsii

ホウロクタケ
2020年3月1日 横浜市緑区 新治市民の森

ホウロクタケ
2020年10月25日 神奈川県小田原市 小田原いこいの森
傘背面

ホウロクタケ
2020年10月25日 神奈川県小田原市 小田原いこいの森
傘上面

ホウロクタケ
2022年7月11日
傘下面

 

分類

ツガサルノコシカケ科ホウロクタケ属

生態

・発生時期は、夏~秋。
・発生場所は、広葉樹(ナラ・ブナなど)の枯木や切株に発生する1年~多年生の褐色腐朽菌。
・分布は、日本、朝鮮、中国、台湾。

形態(肉眼的)

・傘は無柄で中~大形。傘幅4~15cm。厚さ1~2cm。環紋。上面に同心円状に凸凹があり、しばしばイボ状突起ができる。
・孔口は円形~多角形、1~2個/㎜で大き目。迷路状、薄歯状になることもある。
・成長すると、全体がコルク質。

形態(顕微鏡的)

・胞子は無色、長さ4~4.5µm、幅1.8~2.5µmの楕円形~紡錘形、平滑。

備考

焙烙は、素焼きの土鍋の一種で、色や形状が似ていることから命名。

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