<きのこ図鑑>

ナラタケ 楢茸

Armillaria mellea
ナラタケ子実体
2009年11月11日 横浜市神奈川区
寄主はエノキ。

ナラタケ子実体
2009年11月11日 横浜市神奈川区
寄主はエノキ。

ナラタケ
2024年10月19日 横浜市緑区
全景

ナラタケ
2024年10月19日 横浜市緑区
笠裏

ナラタケ
2024年10月19日 横浜市緑区
傘断面

ナラタケによる倒木
2009年11月11日 横浜市神奈川区
倒木したエノキ

・サクラに発生したナラタケ事例(2020年10月31日。つくば植物園)
枯損木に発生傘上面柄と傘裏

分類

ハラタケ目キシメジ科ナラタケ属

生態

・子実体は一年生。
・分布は日本全国。
・発生時期は5~7月、晩秋。
・広葉樹(特にサクラ、ケヤキなど)と、針葉樹(ヒノキなど)の一部に発生する。
・根株辺材腐朽菌。白色腐朽菌。
・根元に黒色の針金状菌糸束(根状菌糸束)がつくことがある。
・被害木樹皮下に白色菌糸膜をつくる。
・病原性が強く、若木のほか、樹木の根が傷ついていたり等で弱った場合にかかりやすい。
・菌従属栄養植物のツチアケビやオニノヤガラと共生する。

形態(肉眼的)

・有柄。傘は淡褐色~茶褐色、円形で、中央に黒褐色の細かい鱗片が密生する。成熟すると、色が濃くなって鱗片は少なくなる。傘の縁に条線があり、褐色のしみができる。
・子実層托はヒダ状で、やや密。


ナラタケ
2024年10月19日 横浜市緑区
担子器

ナラタケ
2024年10月19日 横浜市緑区
担子胞子

形態(顕微鏡的)

・担子胞子は無色。広楕円形で厚壁、7~8.5×5~5.5μm。
・原菌糸はクランプがない。

備考

・最近の研究により、ナラタケは広義では10種類以上の種を含むものとされている。
・根状菌糸束や腐朽材が発光する。
・優れた食用キノコだが、多食は消化が悪いので注意が必要。
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