<きのこ図鑑>

ニクウスバタケ 肉薄歯茸

Cerrena consors

ニクウスバタケ
2022年12月11日 横浜市緑区 新治市民の森

ニクウスバタケ傘背面
2020年10月25日 神奈川県小田原市 小田原いこいの森
傘背面

ニクウスバタケ傘背面
2020年10月25日 神奈川県小田原市 小田原いこいの森
薄歯状突起

ニクウスバタケ菌糸
2013年7月7日
菌糸 400倍

 

分類

マクカワタケ科ウスバタケ属

生態

・発生時期は、夏~秋。
・発生場所は、広葉樹(カシ、クリ、シイなど)の枯木や切り株にしばしば発生する白色腐朽菌。
・分布は、日本、アジア、オーストリア、ニュージーランド。

形態(肉眼的)

・傘上面はクリーム色~肉色~赤褐色、無毛、平滑、細い放射状の繊維紋と不明瞭な環紋がある。
・乾燥時は固いが、水分があると柔らかい。
・子実層托は材白色~乳白色、長さ1~2㎜の薄歯状の突起が密生(ウスバタケ型)
・発生初期は、傘の縁が白く丈夫。

形態(顕微鏡的)

・胞子は無色、長さ4.5~6µm×幅2~3µm、楕円形、平滑。シスチジアは無い。

備考

当菌による腐朽材にオオクワガタが産卵するとされる。

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