アジュガ

Ajuga reptans L.

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全景

2013年4月13日 横浜市都筑区
2005年4月17日
東京都足立区
都市農業公園

2005年7月
神奈川県川崎市
冬姿
準備中 2005年11月
東京都調布市
分 類
草本
区 分
常緑宿根草
科属 シソ科キランソウ属
別名と外国名 別名:セイヨウキランソウ、アユガ/英名:carpet bugle
自生地(原産地) ユーラシア温帯域
樹 高 10~25cm
開花期と結実期 花:4~5月
特 性 陽地~半陰地/耐寒性は強い/耐暑性は普通/耐潮性は普通/耐乾性は弱い/生長はやや遅い/繁殖は旺盛
植栽域 北海道中南部~九州
美 性 冬の間、ロゼット状態で地表を覆っていた株が、春に一斉に花穂を伸ばし、紫色の花をつける。花が終わると、各株から放射状に匍匐茎を伸ばして地表を密に覆う。秋以降、気温が下がると葉が赤紫に染まる姿も美しく、半陽地のグランドカバーとしての利用価値は高い。小面積の地被として用いられることが多い。
用 途 花壇、地被
管 理

・水はけの悪い土地なら傾斜をつけ、水はけをよくする。
・硬い土壌は、事前に十分耕耘する。
・強い西日は避け、落葉樹の下など乾燥を防げる場所に植栽する。
・開花後の株はやがて枯れるが、花後に伸びる匍匐枝の先に生ずる新しい株によって覆われる。花の後に花茎は切り取ると良い。
・過剰な施肥は花つきを悪くし、葉が茂りすぎるため、少なめにする。
・十分に被覆されない場合は補植の必要がある。特に中央部が枯損しやすい。
・露地植えして5年程度で、植替えまたは土の入れ替えをする。

・病害:立枯れ病など
・虫害:ハダニ類、アブラムシ類、ナメクジなど

類似種と品種 ・基本種は上掲の写真のレプタンス種。
他に桃花の A. genevensis ‘Pink Beauty'や斑入種‘バーガンディグロー’、‘マルチカラー’、銅葉の‘マホガニー’、‘チョコレートチップ'‘’などがある。
・ 類似種:キランソウ、ジュウニヒトエ(どちらも日本原産)
文 化  
メ モ

・同様の環境を好むリシマキア・ヌンムラリアやオレガノの仲間と混植すると、枯損部分をそれぞれ補ってくれるため効果的。
・繁殖は実生、株分(3~5月上旬または9月中旬~11月)。

事例写真

リシマキアとの混植(神奈川県横浜市。2006/5/3)
群植(東京都調布市神代植物公園。2004/4)
細長い隙間への植付(愛知県豊田市 ガーデニングミュージアム花遊庭。2013/4/27)

備 考  
参考文献

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