アセビ 馬酔木

Pieris japonica

たわわに花をつける日陰の常緑樹 indexへもどる
全景

2006年3月19日 東京都立川市
昭和記念公園

2005年7月
東京都調布市
新芽

2005年7月
東京都調布市

2005年5月8日
東京都調布市
分 類
低木
区 分 常緑広葉樹
科属 ツツジ科アセビ属
別名と外国名 別名:アシビ、アセボ
自生地(原産地) 本州山形県以西、四国、九州
樹 高 2~9m
開花期と結実期 花:3~5月
特 性 陰樹、日陰に極めて強い/肥沃地がよい/成長はやや遅い/萌芽力は強い/細根性/移植容易/病虫害に強い(エカキムシを除く)/潮風に強い/刈り込みに耐える
植栽域 本州関東以南~九州
美 性 細かい葉で樹形を小さく仕立てやすいため、根締めとして使いやすい。また、耐陰性が強く、日陰の庭の花として用いることができる。
用 途 日本庭園、公園樹
管 理 ・花後の刈込みと、秋の弱い刈込みで樹形を整える。
類似種と品種 園芸品種:ベニバナアセビ(濃紅花)、アケボノアセビ(紅花)、クリスマス・チア(赤花)、ヒメアセビ(矮小20~70cm)
文 化

・万葉植物のひとつ。万葉集には「アシビ」として10首の歌が知られる。
・馬酔木は、馬が中毒して酔ったようにふらつくことからつけられた。その毒性は、哺乳類だけでなく昆虫にもある。化学農薬の登場する以前は葉を煎じたものが殺虫剤として使われた。

メ モ ・西日が当たる場所ではすぐに枯れる(KK)
・有毒成分をもつため、池まわりなどに植えないほうがよい。
備 考
参考文献
「ランドスケーププランツ」ワールドグリーン出版
「日本の樹木」山と渓谷社
「植物ごよみ」朝日新聞社
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