ガクアジサイ 額紫陽花

Hydrangea macrophylla

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全景

2006年6月13日 千葉県木更津市

2005年7月9日
東京都調布市

2005年7月
東京都調布市
紅葉
準備中 準備中
分 類
低木
区 分 落葉広葉樹
科属 アジサイ(旧ユキノシタ科)アジサイ属
別名と外国名 別名:ガク、ガクバナ、ガクソウ
自生地(原産地) 房総半島、三浦半島、伊豆半島、伊豆諸島、和歌山県神島、足摺岬/山地
樹 高 2~3m
開花期と結実期 花:6~7月
特 性 日照は陽樹から中庸樹/生長は速い/耐潮性は強い/耐煙性はやや強い/耐潮性は強い/耐寒性は強い/乾燥に弱い/移植容易
植栽域 北海道南部~九州
美 性 主幹はなく半球状の株立ち樹形になる。葉は対生し光沢のある明緑色。花は径10~20cmと大きく、初夏に頂生し、中央に多数の両性花をつけ、装飾花は花の周辺に額状につく。基本種は碧紫色から帯白紫色。
用 途 公園樹、庭園樹
管 理 ・剪定は花後すぐ(遅くとも7月末まで)に行なう。地上から3~4節ほどのところ花の下の葉の2節目以下の芽があるところを剪定する。
・7月に古枝や込み合った枝を剪定すると、花つきがよくなる。
・西日を避けて、保水性と透水性が良好で、腐植質を多く含む肥沃な土壌が適する。乾燥に弱いため、干天が続く場合は十分な水やりをする。冬の寒乾風を嫌う。
・苗木や強剪定時は施肥が望ましい。寒肥として有機質肥料、花後の化成肥料の追肥。(青花種はマグネシウム(苦土)やリン酸が多いものを施すと、花が変色しやすいため、NPKが同比率のものを使用する。)
・用土は、青花種は鹿沼土を主に、赤玉土とピートモスを3割ほど混ぜたもの。赤花と白花種は赤玉土を主に、腐葉土を2割ほど混ぜたものが適するとされる。
・植替え適期は2月下旬から3月。花後すぐも可能。

・病害:モザイク病、うどんこ病、斑点病、炭そ病、葉化病、さび病など
・虫害:アオバハゴロモ、テッポウムシ、コウモリガ、アブラムシ類、カイガラムシ類、ハダニ類、アジサイハバチ、アザミウマ類など
類似種と品種 類似種:アジサイヤマアジサイ/園芸品種:‘城ヶ崎'、‘ウズアジサイ'など。

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文 化

・名は花の周りに装飾花があるようすを額に例えた。
・花全部が装飾花であるアジサイの母種。
・万葉集にあるアジサイは、本種と考えられている。

メ モ

・雌雄同株

事例写真 冬芽(東京都調布市神代植物公園。2011/2/15)

・名所(自生地):城ケ崎海岸(静岡県伊東市。2022/6/18。)
備 考  
参考文献
「日本のアジサイ図鑑」川原田邦彦・三上恒夫・若林芳樹,柏書房
「趣味の園芸栽培12ヶ月 ハイドランジア紫陽花」花岡喜重,NHK出版
「アジサイ百科」,川島榮生,アボック社,2010
「あじさいを楽しむ」,藤井清監修,栃の葉書房,2009
「よくわかる栽培12か月アジサイ」川原田邦彦,日本放送出版協会,2007
「日本のあじさい」,山本武臣,一関観光協会,2008 ほか
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