ゲッケイジュ 月桂樹

Laurus nobilis

勝利と栄誉を象徴する葉 indexへもどる
全景

2005年6月 東京都世田谷区

2007年4月11日
東京都千代田区

2005年7月
東京都調布市
樹皮

2014年10月26日
茨城県つくば市

2005年8月
千葉県佐倉市
歴史民俗博物館
分 類 高木 区 分 常緑広葉樹
科属 クスノキ科ゲッケイジュ属
別名と外国名 別名:ローレル、ローリエ、ゲッケイ/英名:bay tree;sweetbay
自生地(原産地) 地中海沿岸
樹 高 6~20m
開花期と結実期 花:4~5月/実:10月
特 性 日照は陰地/耐寒性はやや弱い/耐暑性は強い/耐潮性は強い/耐煙性は強い/成長は早い/萌芽力は強い/病虫害は普通/移植はやや困難
植栽域 本州~九州
美 性 濃緑色で紙質の葉をよく繁らせ、細い円錐形の樹形になる。葉色が濃いため、やや暗い印象がする。独特の樹形のため、コニファー類との組合せや単独での使用が多い。
用 途 庭園樹、公園樹、生垣
管 理 ・剪定は、成長が早いため、年に2~3回刈り込む。適期は4月もしくは10月~11月。強い剪定でも、萌芽しやすく、様々な形にしたてることができる。枝の混んだ部分は透かしてやると良い。
・施肥は、2月に有機質肥料を寒肥として施す。

・病害:すす病、炭疽病、白藻病など
・虫害:ルビーロウムシ、カミキリムシ類、ハマキムシ類など
・特にルビーロウムシは発生しやすく、すす病を併発することが多い。
類似種と品種 品種:'オーレア''バリエガタ'
文 化

・古代ギリシア時代、オリンポスでの祭典において、勝者にこの木の枝葉で作った冠(月桂冠)を贈る習慣があった。またローマ時代にも、勝利した将軍にこの冠が贈られた。
・花言葉「栄光・勝利」
・葉はベイリーフと呼ばれ芳香があり、ローリエやローレルの名でカレーや肉料理に乾燥葉が利用される。
・雷除けの木とされ、枕の下にこの葉を敷いた風習があった。
・日本には明治9年頃に初めて紹介され、日露戦争の戦勝記念樹として明治38年頃に日比谷公園に植えられたのが広く利用されるようになった契機とされる。

メ モ ・雌雄異株。
・繁殖は実生(雌株は珍しい)、挿木。
事例写真 ・生垣(2004/3/28。東京都調布市京王フローラルガーデン)
・単木(2018/2/25。横浜市緑区)
備 考  
参考文献

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