ギンバイカ 銀梅花

Myrtus communis

純潔のイメージをもつ香りの樹木 indexへもどる
全景

2009年7月9日
東京都新宿区
新宿マルイ本館屋上庭園
2009年7月9日
東京都新宿区
新宿マルイ屋上庭園
2009年4月
東京都立川市
昭和記念公園
樹皮
2016年11月13日
神奈川県横浜市
2009年7月9日
東京都新宿区
新宿マルイ屋上庭園
分 類 高木 区 分 常緑広葉樹
科属 フトモモ科ギンバイカ属
別名と外国名 別名:マートル、イワイノキ/英名:Myrtle(マートル)/独名:Myrte
自生地(原産地) 地中海沿岸~南西ヨーロッパ
樹 高 1~3m
開花期と結実期 花:5~6月/実:10~11月
特 性 陽地/耐寒性はやや弱い/耐暑性はやや強い/耐潮性はやや強い/移植は困難(成木)
植栽域 関東以西~沖縄
美 性 花びらが隠れるほど雄蕊が長くて目立つが、全体として繊細な印象の白花をよく付ける。5弁花でウメの花に似る。花を楽しめる常緑低木としては貴重な存在。光沢のある葉はユーカリに似た芳香があり、ハーブとして利用されている。
用 途 庭園木、公園樹、生垣、鉢植え
管 理

・剪定は4月ころもしくは、翌年の花つきのためには花後すぐに行なう。徒長枝の枝抜きは随時。刈込むこともでき、トピアリーや生垣にも利用される。
・寒さにやや弱いので、冷たい風を避ける。
・植付適期は、3月下旬から5月。成木移植は5月ごろが望ましい。

・病虫害は少ない。

類似種と品種 園芸品種:‘バリエガタ’(葉にクリーム色の覆輪)、‘ドワーフ’
文 化 ・名の由来は、白い花が梅に似ることから。
・葉を揉むと、フルーティーな芳香がするため、ハーブとしてよく利用される。ハーブとしては「マートル」と呼ばれることが多い。実も芳香とほのかな甘みがあり、生食できる。
・ヨーロッパでは、愛の女神アフロディーテに捧げる花として、結婚式でブーケなどに利用される。
・スペインのンアルハンブラ宮殿のアラヤネスの中庭に植えられた生垣がギンバイカで知られる。
・古代ローマでは、秋に熟す実を乾燥させてスパイスに利用した。
・花言葉:愛のささやきなど。
メ モ ・繁殖は挿木、実生。
・温暖傾向により、植栽例が増えてきている。
・積雪などにより枝が折れやすい。
事例写真 新植樹(2012/7/3。千葉県船橋市)
備 考  
参考文献

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