ヒサカキ ●

Eurya japonica Thunb.

何処にでもありそうでない癖のない樹形 indexへもどる
全景

2006年3月東京都立川市
昭和記念公園

2005年4月4日
東京都世田谷区(雌花)

2006年3月
東京都調布市
樹皮

2005年11月
東京都世田谷区

2011年2月
東京都調布市
分 類 低木 区 分 常緑広葉樹
科属 ツバキ科ヒサカキ属
別名と外国名 別名:ビシャコ、アクシバ/中国名:野茶
自生地(原産地) 本州(青森県を除く)、四国、九州、沖縄、朝鮮半島南部
樹 高 3~5m
開花期と結実期 花:3~4月、実:10~11月に紫黒色に熟す
特 性 陰樹~中庸樹/陰陽地に強い/乾湿地に強い/生長はやや遅い/比較的土質を選ばない/剪定に耐える/萌芽力は強い/移植容易/潮風に強い/稍深根性/雌雄異株(両性花をつける場合もある)
植栽域 沖縄、九州、四国、本州南部、暖地
美 性 樹形は整正だが、よく分枝し重なりあうなどして枝葉が極めて密生する。一見、サザンカに似ているが、葉が薄く、光沢がやや鈍いなどの違いがある。サカキほど端正な姿形ではないが、剪定に耐え、萌芽力も強く、移植にも強く、強健な性質から、花木などを引き立てる低木、生垣や根締めの刈込みとして利用しやすい。
用 途 公園樹、庭園樹、生垣
管 理 ・チャドクガの害がある。
・強剪定や刈込に耐える。
類似種と品種 類似種:ハマヒサカキ
変種:ホソバヒサカキ、ツゲバヒサカキ、ベニヒサカキ、モチバヒサカキなど
園芸品種:フイリヒサカキ
文 化

・材は器具や薪炭利用される。
・関東地方では神前に供えるサカキの代用。
・墓前にも供えられる。
・木灰は和紙の製造に使われる。
・果実は染料に利用される。

メ モ ・ヒサカキ(木へんに令=木令)
事例写真  
備 考 ・春につける白花には独特のガス臭があり、ガス漏れと間違われるほど。
参考文献

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