イチハツ 一初

Iris tectorum

かやぶき屋根を守り彩る宿根草 indexへもどる
全景

2019年4月28日 東京都文京区
小石川植物園

2019年4月28日
東京都文京区
小石川植物園

2019年4月28日
東京都文京区
小石川植物園
樹皮
準備中

準備中
分 類
草本
区 分 落葉宿根草
科属 アヤメ科アヤメ属
別名と外国名

別名:コヤスグサ(小安草)/英名:roof iris

自生地(原産地) 中国中部から南西部、ミャンマー北部
樹 高 30~60cm
開花期と結実期 花:4月下旬
特 性 陽地~半陰地/耐乾性はやや強い/耐寒性は強い/耐暑性は強い
植栽域 北海道~沖縄
美 性 丈夫で、青紫色の美しい花を咲かせることから、世界でも広く栽培されているアヤメの仲間の一つ。
用 途 花壇、地被、鉢植え
管 理

・強健種。放任でもよく繁殖し、よく花を咲かせる。
・花柄摘みをすると、結実せず、株が充実しやすくなる。
・植付の適期は、花後の5月中旬~6月。
・株が増えた場合は、株分けをする。

・虫害:アヤメキバガ、コガネムシ類、ヨトウムシなど。

類似種と品種 類似種:ハナショウブシャガ/園芸品種:シロバナイチハツ、フイリイチハツ
文 化 ・乾燥に強いため、昔はかやぶき屋根の 頂上部分にたくさん植えた。
・日本には古くから(16世紀中ごろ以前)中国から薬用植物として導入され、栽培された。
・根茎は干して粉末にしたものが下剤などに利用された。
メ モ ・外花被(花弁)の基部に黄白色の毛状突起が出る。
・学名のtectorumは「屋根の」の意。明治時代、かやぶき屋根の芝棟に生える本種を見て命名された。
事例写真 芝棟(愛知県豊田市 花遊庭。2013/4/27)
備 考  
参考文献
「色分け花図鑑 花菖蒲」永田敏弘 学研
「世界のアイリス」日本花菖蒲協会編 誠文堂新光社
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