クマザサ 隈笹

Sasa veitchii Rehd.

白い縁取りに格別の趣のあるササ indexへもどる
全景

2011年1月16日 神奈川県横浜市
ズーラシア
準備中
2005年7月
東京都文京区
冬姿
準備中 準備中
分 類
特殊
区 分
常緑広葉樹
科属 イネ科ササ属
別名と外国名 別名:
自生地(原産地) 京都府に原産地があるとされるが、不明
樹 高 1.0~1.5m
開花期と結実期  
特 性 日照は半陰地/耐潮性は普通/耐寒性は強い/生長は遅い
植栽域 北海道~九州
美 性 ササの代表種。葉は長さ20~30cm内外で幅5cm内外。秋から冬にかけて葉の縁が白色に縁取られる。和風庭園の材料を主として、また、樹林下の大面積地被として用いることが多い。関東周辺でもクヌギ、コナラの雑木林の林床の地被として景観的にマッチする。単木の根締めとしてもよい。土壌の浸食防止を目的とした法面の緑化にも用いられる。
用 途 地被
管 理 ・美しく、コンパクトに維持するには3月中旬までに2年生の稈は全て刈り取る。
タケスゴモリハダニなどの病虫害が見られることがある。
類似種と品種 類似種:コクマザサミヤコザサ
文 化

・名は、葉の縁が白く縁取られるから。
・正月の注連飾り、鮨やちまきを包むのに用いられる。
・まれに花が咲き、米粒状の実がなるのを食用とされたことがある。

識別ポイント

・ミヤコザサとよく似ているが、本種は葉の両面が無毛で、葉先が急に尖るような形をしている。ミヤコザサは葉の裏面に毛があり、紙質で細長い。

メ モ ・葉が白く縁取られるのは、寒さではなく乾燥の影響。半陰地で多少の湿気があり、秋に寒気にあたるような場所で鮮やかな縁取りが出やすい。
事例写真 山中での生育状況(東京都八王子市。高尾山。2003/12)
備 考  
参考文献

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