クスノキ 楠

Cinnamomum Camphora

日本最大の木の圧倒的存在感 indexへもどる
全景

2005年4月16日 埼玉県川口市グリーンセンター

2004年5月

2005年4月
東京都調布市
樹皮

2004年12月
神奈川県横浜市

2005年4月3日
東京都調布市
分 類
高木
区 分 常緑広葉樹
科属 クスノキ科クスノキ属
別名と外国名 別名:クス、ホングス
自生地(原産地) 本州、四国、九州の暖地(真の野生か不明とされる)、台湾
樹 高 40m。幹回りは24mにも達する。
開花期と結実期 花:5~6月/実:10~11月
特 性 日照は中庸/生長は早い/耐潮性は強い/耐煙性は強い
植栽域 福井、茨城県以南
美 性 成木では主幹が立たず幹は分岐して広がり、たくましい。葉には光沢があり、他の常緑樹に比べて葉色が明るく、全体の印象も爽やかで優美。特に新緑の時は古い葉を大部分落とし(落葉が多い)、いっきに赤みを帯びた新緑に変わるので、華やいだ明るさが感じられる。
用 途 公園樹、街路樹、ご神木、記念樹
管 理 ・比較的狭いところでは3~4年に1度枝ぬきをする。
・強風や雪に弱く、太枝が折れたり、樹形が乱れる。
・秋からの移植は避けたい。

・病害:環紋葉枯病、炭そ病など。
・虫害:クスサン、イラガ類、カイガラムシ類など。
・病虫害は比較的少ない。近年、突然葉が枯れて、枯死する病害が報告されている。「ポックリ病」
類似種と品種 類似種:タブノキシロダモヤブニッケイなど/園芸種:`レッドモンロー'(赤芽)
文 化

・日本最大の木は本種で、幹回りにおいて上位10本のうち9本がクスノキである。他にも各地に天然記念物指定の巨樹が多く、巨樹の代表種とも言える。
・材は赤褐色で、建築材、船舶材、彫刻材、家具材などに使われる。飛鳥時代の仏像はクスノキで作られたものが多い。木魚の素材としては最高のものである。・樹皮からは防虫剤の樟脳が取れ、長く利用されてきた。

メ モ ・春先の新芽には、緑色や赤みを帯びた個体がそれぞれ見られる。中国産のものでは自生種に比べ、さらに鮮やかな赤芽となる。
・映画「となりのトトロ」に登場したトトロは、クスノキの精霊として描かれている。
・アオスジアゲハ幼虫の食樹木であり、ムクドリやヒヨドリといった鳥も好んで果実を食べる。
・葉の三行脈の交差するところには「ダニ部屋」というコブが見られ、フシダニというダニが棲む。
事例写真 新芽(2005.4.14千葉県千葉市幕張メッセ)
街路樹(2009.9東京都江東区豊洲)

・巨樹名木:「蒲生の大クス」(鹿児島県蒲生町。日本最大の木)
・巨樹名木:「阿豆佐和気神社の大クス」(静岡県熱海市)
・巨樹名木:「葛見神社の大クス」(静岡県伊東市)
・巨樹名木:「加茂の大クス」(徳島県東みよし町)
・巨樹名木:「太宰府の大クス」(福岡県太宰府市)
備 考  
参考文献
「樹に咲く花離弁花①」山と渓谷社

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