キョウチクトウ 夾竹桃

Nerium indicum Mill.

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全景

2005年7月 神奈川県川崎市

2005年7月
神奈川県川崎市

2005年8月
東京都墨田区
樹皮
準備中
2008年3月
神奈川県小田原市
分 類
高木
区 分
常緑広葉樹
科属 キョウチクトウ科キョウチクトウ属
別名と外国名 英名:Opleander/中国名:夾竹桃
自生地(原産地) インド
樹 高 3~5m
開花期と結実期

花:6~9月

特 性 日照は陽地/乾燥や湿地に強い/耐寒性はやや弱い/耐煙性は強い/耐潮性は強い/成長は極めて早い/病虫害に強い/萌芽力あり
植栽域 本州中南部~九州
美 性

小高木で、東京付近は株立ち状が多い。葉は3枚ずつ輪生し、細長い。上面は光沢のある濃緑色で下面は淡緑色。花は当年枝に頂生し、次々と開花していく。一重と八重があり、淡紅、紅、淡黄、白色がある。公共施設、工場などに多用されている。

用 途 庭園木、公園樹
管 理 ・キョウチクトウアブラムシの被害がある。
類似種と品種 園芸品種:ヤエキョウチクトウ、ウスギキョウチクトウ、シロバナキョウチクトウ
文 化 ・全体に有毒成分を含む。
・名の由来は、葉は竹に、花は桃に似ていることから。
・1789~1801年に中国から渡来したと言われる。明治初期に地中海原産のセイヨウキョウチクトウも輸入された。
・フランスで、兵士がこの枝を刺した肉を食べて中毒死した記録があり、日本では、西南戦争において官軍の兵士が箸として使用し、中毒した。
・インドには、罪人にこの花の花輪をかぶせたり、死者の顔をこの花で覆ったりする風習がある。
・イタリア、ギリシアでは葬式の花。
・中国では、邪気を払う植物とし、寺院に植えられる。
メ モ ・枝は初め緑色だが、後に暗褐色になる。
斑入りの品種がある。
・繁殖は挿木。
事例写真 コンテナ栽培(静岡県河津町河津バガテル公園。2006.7.17)根の生長が著しいのかポットに亀裂が入っている。
列植(千葉県千葉市。2008/8/14)幹線道路沿い。
列植(千葉県浦安市。2010/9/24)
人工樹形(東京都大田区平和島PA前。2012/9/24)
備 考  
参考文献

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