ロウバイ 蝋梅

Chimonanthus praecox

冬の陽だまりに咲く新春の花木 indexへもどる
全景
2011年1月9日
川崎市麻生区
王禅寺
2004年2月29日
東京都調布市
2011年6月25日
神奈川県小田原市
樹皮
2011年6月25日
神奈川県小田原市
2020年1月25日
神奈川県松田町
分 類 高木 区 分 落葉広葉樹
科属 ロウバイ科ロウバイ属
別名と外国名 別名:カラウメ(唐梅)/英名:Sweet winter、Sweet Shrub/中国名:蝋梅
自生地(原産地) 中国中部
樹 高 2~4m
開花期と結実期 花:1~2月/実:9月
特 性 陽地~半陽地/耐寒性は強い/雌雄同株
植栽域 本州~九州
美 性 花のない時期にろう細工のような、半透明で黄色い花をたくさんつけ、目を引く新春の花木。和風、洋風いずれの庭にも用いられる。幹は地際から分岐し、株立ち状になる。花は上品な香りがする。
用 途 庭木、公園樹
管 理 ・樹形は自然にまとまりやすい。剪定は花のあとに徒長枝や枯れ枝を抜く。
・花は当年枝につける。
・ヒコバエは樹形を乱すようなら、地際で切っておく。
・根腐れしやすいため、水はけをよくする。
・施肥は、4~5月と、寒肥として12月に緩効性肥料を施す。

・病虫害は少ない。
類似種と品種 園芸品種:ソシンロウバイ、トウロウバイ、満月ロウバイなど/類似種:ナツロウバイ、クロバナロウバイ
文 化 ・名の由来は、中国名「蝋梅」の読みからや、蝋質の花の様子から。
・江戸時代初期に渡来。18世紀中ごろにはヨーロッパに持ち込まれた。
・中国では、ウメスイセンツバキとともに「雪中の四花」とされる。
・花言葉:「枯淡」
メ モ ・繁殖は実生(発芽率は比較的高い)。接木、取木は園芸品種で用いられる。
・植栽では、ソシンロウバイがよく利用されている。
・同時期に咲く植物、ウメクリスマスローズなどと一緒に植えると、冬の庭として楽しめる。梅の名所にはよく一緒に植えられている。
事例写真 夏姿(東京都文京区。小石川植物園)
種子(神奈川県松田町。2020/1/25。)
取木(神奈川県松田町。2020/1/25。)

・名所:寄ロウバイ園(神奈川県松田町。2020/1/25。)
備 考  
参考文献

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