スイカズラ 吸蔓(葛)、忍冬

Lonicera japonica

ふわっと柔らかい姿形に上品な香りの金銀花 indexへもどる
全景

2007年6月3日
神奈川県相模原市

2006年6月3日
神奈川県横浜市
横浜自然観察の森

2006年6月
神奈川県横浜市
横浜自然観察の森
樹皮
準備中


2011年4月
青森県弘前市
弘前城植物園

分 類 特殊 区 分 半常緑つる性類
科属 スイカズラ科スイカズラ属
別名と外国名 別名:ニンドウ、キンギンカ
自生地(原産地) 北海道(南端)~九州、朝鮮半島、中国、台湾、山野や道端 
樹 高 つるを巻き付け登攀する。年間伸長量150~500cm
開花期と結実期 花:5~6月/実:9~12月
特 性 陽地を好む/生長は早い/適湿を好み湿地は不可/乾燥に強い/比較的痩地にも耐える、土質は選ばない/耐寒性がある
植栽域 北海道南部~沖縄
美 性 花には上品な芳香があり、白色~淡黄色に変わる。 時に新葉が黄色に変わって美しくなる。半常緑性でありながら、明るく柔らかい葉のため、 生垣仕立にするふわっとした柔らかいテクスチャーになる。 生育旺盛なため高速道路の緑化にも使われる。
用 途 壁面緑化、法面緑化、生垣
管 理 ほとんど管理を必要としない。登攀させる場合、金網などの足場が必要。 上長成長が盛んなため、植栽後数年で下枝があがったようになる。根元から切り吹かせ直しをするとよい。
類似種と品種 近縁種:ハニーサックルツキヌキニンドウ
文 化 ・和名由来は子供が花の奥にある蜜を吸ったことによる。中国名の忍冬は冬にも葉が緑を保つことによる。
・開花期に花を摘んで乾燥させたものを金銀花という。薬用。
・若い葉はそのまま食べたり、乾燥して忍冬茶にする。浴湯料にもする。
・茎や葉、花を酒に漬けて忍冬酒をつくる。
メ モ ・昼より夜の方が花の芳香が強くなる。
・北アメリカやヨーロッパでは鑑賞用のものが野生化している。
事例写真 アーチ仕立(静岡県伊豆市2006.7)
備 考 ・生育旺盛なため、登攀させる場合は2株/m、地被の場合は4株/㎡程度の密度。
参考文献

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