ウバメガシ 姥芽樫

Quercus philyraeoides

ガッチリした生垣づくりに最適 indexへもどる
全景

2005年8月千葉県木更津市

2010年5月3日
兵庫県淡路市

2005年8月
千葉県木更津市
樹皮

2005年10月
神奈川県横浜市

2004年2月
東京都新宿区
新宿御苑
分 類 高木 区 分 常緑広葉樹
科属 ブナ科コナラ属
別名と外国名 別名:イマメガシ、ウマメガシ、バベ、マメシバ、ウマメ、イソカシ、ウルフギ
自生地(原産地) 本州(神奈川県以西の太平洋側)、四国、九州、沖縄、中国、台湾、暖地の海岸近くの山地
樹 高 3~5m(大きいものは10m)
開花期と結実期 花:4~5月/実:
特 性 中庸~陽樹/乾地にやや強い/比較的土質を選ばない/生長はやや遅い/萌芽力は強い/根は太根性/移植はやや困難/病虫害は普通/煙害に強い/潮風に強い/耐火性あり/耐風性あり
植栽域 暖地性。茨城、埼玉、山梨、石川県に達する。
美 性 葉が密生し、刈込に耐え、強健なところから生垣や刈込、街路樹として利用される。葉が細かく堅いのでガッチリした生垣になる。西洋庭園では誘引してアーチ状にされることもある。
用 途 公園樹、庭園樹、街路樹、生垣、海岸防風樹、防災林
管 理 ・ウドンコ病、モチ病、アブラムシ、カイガラムシ、ハマキムシの害がある。
類似種と品種 変種:チリメンガシ(ビワバガシ)関西に多くみられるが珍木、フクレウバメガシ
文 化

・材はガラスに傷をつけるほど堅い。
・備長炭の原料で最高級品。
・和名の由来は①芽出しの色が茶褐色で若さを思わせる緑とは違うことを姥芽(うばめ)といったから、②お歯黒の染料を姥芽から採ったことから、③葉の表面の皺を老女の姥女(うばめ)としたからといわれる。
・和歌山県の県木。

メ モ ・実はどんぐりの形をしている。2年目の夏から生長をはじめる。
・樫の仲間では最も強い刈込に耐える。
・樹冠は不整形で幹は必ずしも直幹ではない。
事例写真 土用芽(東京都世田谷区2005.6)
備 考  
参考文献

PAGE TOPへもどる
indexへもどる
HOMEへもどる