ヤブコウジ 藪柑子

Ardisia japonica

可愛らしい赤い実の下草 indexへもどる
全景

2006年1月
京都府京都市
北山鹿苑寺(金閣寺)
準備中
2006年8月
神奈川県川崎市
東高根森林公園
冬姿

2006年4月
東京都八王子市
多摩森林科学園

2006年2月東京都港区
毛利庭園
分 類 地被 区 分 常緑広葉樹
科属 ヤブコウジ科ヤブコウジ属
別名と外国名 別名:十両(ジュウリョウ)
自生地(原産地) 奥尻島、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国、台湾/山地の湿った林内
樹 高 10~20cm
開花期と結実期 花:7~8月/実:10~11月
特 性 半陰地~陰地/耐寒性は強い/耐潮性はやや強い/耐暑性は強い
植栽域 北海道南部~沖縄
美 性 葉は茎の上部に輪生してつき、厚く光沢がある。花は目立たないが、果実は球形に赤く色づき、鑑賞の対象とされる。群生させると緻密な地被となる。半陰地でやや湿潤な環境を好むが、乾燥気味で陽地でも生育し、日本庭園はもとより現代的な空間でも利用される。
用 途 地被、盆栽
管 理 ・病虫害はほとんどない。
類似種と品種  
文 化 ・名の由来は、藪の中に生え、葉や果実がコウジに似るため。
・万葉集や古今集で「山橘」と詠まれているのは、本種。
・園芸種として、江戸寛政年間(1789~1801)に流行。明治中期には新潟でヤブコウジブームが起こり、1幹3000円で取引された。
・正月の床飾りや婚礼の酒樽の飾りに使われる。
・茎や葉にベルゲリンを含み、煎じたものは利尿や咳止めに利用される。
メ モ ・繁殖は地下茎を分けて行なう。
事例写真  
備 考  
参考文献

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