ヤマハギ 山萩

Lespedeza bicolor

万葉人を魅了した秋の花 indexへもどる
  
全景

東京都墨田区
向島百花園

2004年8月21日


2007年8月
東京都調布市

紅葉

2023年10月29日
茨城県つくば市

2023年10月29日
茨城県つくば市
分 類
低木
区 分
落葉広葉樹
科属 マメ科ハギ属
別名と外国名 別名:鹿鳴草(シカナクサ) 秋知草(アキシリクサ)/英名:Bush clover, Japanese clover/中国名:胡枝花
自生地(原産地) 北海道~九州、朝鮮半島、中国、ウスリー/山地の向陽地
樹 高 1~2m
開花期と結実期 花:7~9月
特 性 日照は陽樹~半陰樹/生長は極めて早い/萌芽力は強い/移植容易
植栽域 北海道~九州
美 性 地際から多数分枝した枝は株立状になり、枝先は下垂する。晩夏から秋にかけてつける花は紅紫色。秋の花木の代表種で、古くから親しまれてきた。斜面に植付け、下垂させると風情があり、特に美しい。
用 途 公園樹、庭園樹
管 理 ・晩秋、根元から刈り取り来春を待つ。

・病害:葉枯病、くもの巣病、白絹病、紫紋羽病など。
・虫害は、マメコガネ、アブラムシ類など。
類似種と品種 類似種:ミヤギノハギ、ニシキハギ、ツクシハギ、マルバハギ
文 化

・万葉集にはハギを詠った句が141首あり、最も多い。
・ぼた餅を「萩の花」もしくは「おはぎ」と呼ぶ。色や形をはぎに見立てたもの。
・枝を束ねて萩箒としたり、屋根葺き材、萩天井として利用される。
・食用としては、新芽をお茶にしたり(萩茶)、種子の粉をご飯に混ぜた。
・秋の七草のひとつ。中秋の名月にススキと一緒にハギを生ける。
・市区町村の花として、東京都では武蔵野市、目黒区などで指定されている。
・高円宮家の承子女王のお印。

識別ポイント

本種は花序が葉より長く、直立しやすく枝垂れにくい。葉先は円形または窪む。ミヤギノハギはよく枝垂れ、葉先はやや尖る。マルバハギは、花序が葉より短い。など。

メ モ

・種子吹付けで緑化可能。
・根粒菌と共生。根が横に張り深根性のため、土砂流失防止効果がある。

事例写真  
備 考  
参考文献
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