ヤツデ 八つ手

Fatsia japonica

古くから親しまれる縁起のよい低木 indexへもどる
全景

2016年7月1日
東京都小平市
東京都薬用植物園

2022年12月4日
東京都調布市

2016年7月1日
東京都小平市
樹皮

2005年5月5日
 

2021年12月11日
東京都調布市
分 類 低木 区 分 常緑広葉樹
科属 ウコギ科ヤツデ属
別名と外国名 別名:テングノハウチワ(天狗の羽団扇)、オニノユビ(鬼の指)/英名:Japanese Aralia
自生地(原産地) 関東以西~沖縄
樹 高 2~5m
開花期と結実期 花:11~12月/実:翌4~5月
特 性 日照は陽地~半陰地/耐陰性は強い/耐潮性は強い/剪定に耐える/耐乾性はやや弱い/移植は容易
植栽域 北海道南部~沖縄(多雪地域は不適)
美 性 掌状の大きく目立つ葉を放射状につけ、こんもりとまとまりのある樹形になる常緑低木。名前から縁起も良く、耐陰性があることから、特に日陰の庭木として利用されてきた。
用 途 庭園木、公園樹
管 理 ・大きくなり過ぎたら、春に枝を切戻す。
類似種と品種 品種:白や黄色の斑入が流通する。
‘袖絞り’など。
文 化 ・葉が天狗が持つ団扇に似ているとされ、魔除け効果があると信仰された。
・毒成分「サポニン」を含み、乾燥させた葉(八角金盤(ハッカクキンバン))は鎮咳、去痰など、生薬として利用された。
メ モ ・雌雄同株(雄性期→雌しべが残る雌性期へ変化する両性花と雄花をつける)。
・繁殖は実生、挿木、株分。
・冬の花は蜜が豊富で、ハエやアブなどの虫が集まりやすい。大きな葉裏で越冬する小型昆虫(クロスジホソサジヨコバイ、ヒゲナガサシガメ、ヤツデキジラミなど)も多く、冬の昆虫観察に重宝。
・種子散布型は、鳥散布。
事例写真 外構植栽列植(横浜市西区。2021/2/7)
備 考  
参考文献

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