<きのこ図鑑>

ハカワラタケ 歯瓦茸

Trichaptum biforme

ハカワラタケ
2022年10月8日 横浜市緑区
成菌

ハカワラタケ
2022年10月8日 横浜市緑区
コナラ枯れ木に群生

ハカワラタケ
2022年10月8日 横浜市緑区
傘下面

ハカワラタケ
2022年12月11日 横浜市緑区
乾燥時

ハカワラタケ
2025年9月22日 横浜市緑区
笠裏 薄葉状

 

 

分類

タマチョレイタケ科シハイタケ属

生態

・発生時期は、周年。
・発生場所は、子実体が広葉樹の枯木に側着生し、きわめて普通な1年生菌類。
・幹/枝の心材腐朽。白色腐朽。
・分布は、北半球の冷温帯。

形態(肉眼的)

・傘は幅1~6㎝、厚さ1~3㎜の扇形~半円形。乾くと下方へ巻く。ほぼ無毛~短毛がある。
・傘下面は若いうち、紫色を帯び、次第に薄い褐色になる。
・管孔面は初めは浅い孔状で、のち歯牙状、薄歯状。

ハカワラタケ
2013年7月7日
菌糸 400倍

ハカワラタケ
2025年9月22日 横浜市緑区
担子胞子

ハカワラタケ
2025年9月22日 横浜市緑区
シスチジア

形態(顕微鏡的)

・胞子は長さ6~8µm、幅2~2.5µmの円柱形。
・シスチジアは長さ20~35µm、幅3~5µmの紡錘形。
・2~3菌糸型。原菌糸にクランプがあり、幅2~4µm。骨格菌糸は幅7µm以下。

備考

シハイタケ属はシハイタケ、ウスバシハイタケ、ハカワラタケ、シロハカワラタケの4種が含まれる。シロハカワラタケは本種と同種とされる。

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