<きのこ図鑑>

カエンタケ 火炎茸

Trichoderma cornu-damae

カエンタケ
2017年9月22日 横浜市緑区


カエンタケ発生状況
2017年9月10日 横浜市緑区
発生状況

分類

ボタンタケ科トリコデルマ属

生態

・発生時期は、初夏~秋。
・発生場所は、広葉樹の枯れた切り株など。
・分布は、日本、韓国、オーストラリア。
・菌寄生菌。
・強力な毒素をもつ。

 

形態(肉眼的)

・子実体は赤色~朱赤色で、形状は鹿角状、もしくは手の指のように分岐しており、先のほうに近づくにつれ、色が濃くなって、高さは10 cmを超えることもある。肉の色は白色。

 

 

形態(顕微鏡的)

 

 

 

備考

国内では、毒キノコの中でも触るだけで毒が吸収される唯一のキノコとされる。
・カエンダケは立ち枯れたナラ類に発生するとされ、カシノナガキクイムシの分布拡大によりナラ類の立ち枯れが広がるなか、発生量が増大しているようである。
・以前は、ニクザキン科に分類されていたが、現在はボタンタケ科とされている。

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