フヨウ 芙蓉

Hibiscus mutabilis L.

穏やかな色と質感の夏の花 indexへもどる
全景

2012年9月22日 横浜市緑区
新治里山公園
2012年9月22日
横浜市緑区

2005年8月
東京都世田谷区
樹皮
2005年10月
東京都世田谷区
2009年9月
島根県松江市
分 類 低木
区 分
落葉広葉樹
科属 アオイ科フヨウ属
別名と外国名 別名:モクフヨウ/漢名:木芙蓉/英名:Cotton Rose、Rose of Sharon、Confederate Rose
自生地(原産地) 中国中部原産と推定されている。台湾にも産する。沖縄、九州、四国、伊豆半島や紀伊半島などの海岸に近い渓流沿いでは野生化している。
樹 高 1~3m
開花期と結実期 花:7月末~9月末/実:10~11月
特 性 陽樹/向陽地であれば土質を選ばないが水辺の肥沃地が最適/成長早い/樹勢強健/浅根性/細根は疎/移植を嫌う/耐潮性はやや強い/花は朝開いて夕方しぼむ/雌雄同株
植栽域 沖縄、九州、四国、本州、北海道南部(寒い地方では冬は地上部が枯れる)
美 性 ムクゲと似た花をつけるが、葉と花が大きく、もう少し柔らかい印象を与える。花期が長く、晩秋まで鑑賞することができる。茶花として使われることもあり、和風の庭に使われるが、洋風にも合う。
用 途 公園樹、庭園樹
管 理 ・フヨウやムクゲ等に特有の害虫ワタノメイガの害がある。ワタアブラムシの害がある。
類似種と品種 類似種:ムクゲ/変種にスイフヨウ、ヤエザキフヨウ、シロバナフヨウ等がある。
文 化

・古くから庭木として植えられている。室町期にはすでに栽培、観賞されていたと思われる。
・茎の皮は強靭で製紙材料とされた。
・沖縄では茎の皮を剥いで魚網やかご、下駄の緒などを作っていた。

メ モ  
事例写真 単独木(千葉県佐倉市。2005/8)
備 考 ・増殖は実生、株分け。八重咲きや発芽不良のものは挿木。実生でも1~2年で開花する。
参考文献
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