ハイビャクシン 這柏槙

Juniperus chinensis L. var. procumbens

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全景


2013年6月
茨城県小田原市
生命の星地球博物館

準備中
2013年6月
茨城県小田原市
冬姿

若い球果2006年5月
東京都千代田区北の丸公園

2015年10月
茨城県つくば市
分 類
低木
区 分
常緑針葉樹
科属 ヒノキ科ビャクシン属
別名と外国名 別名:ソナレ、イワダレネズ
自生地(原産地) 壱岐、対馬、沖ノ島、朝鮮半島南部/海岸
樹 高 0.3~0.6m
開花期と結実期 花:4月/実:10月
特 性 日照は陽樹/耐潮性は強い/成長は遅い/痩地・乾燥・湿潤に耐える/移植はやや困難
植栽域 東北~九州
美 性 地被として古くから使われる定番種。幹や枝は地面を這うように面的に広がる。葉色は灰緑色。老木ではまれに鱗片葉が出る。性質が強健であり、洋風、和風を問わず用いられるため、用途が広い。
用 途 庭園樹、公園樹
管 理 ・さび病防止のため、ナシ栽培地付近には植えない。
類似種と品種 品種:西洋ハイビャクシン類:ブルーパシフィックバーハーバーマザーローデウィルトニーなど
文 化

 

メ モ ・ハイビャクシンの自生地である勝本のハイビャクシン群落(県指定天然記念物)、辰ノ島海浜植物群落(国指定天然記念物)は、長崎県壱岐市にある。国内の全分布のほとんどは長崎県内にある。
・繁殖は挿木、取木。
事例写真 単独(神奈川県鎌倉市神奈川県立フラワーセンター大船植物園2004/8/14)
斑入り種(京都府京都市京都府立植物園2006/4/22)
備 考 ・よくミヤマビャクシンと混同されている。ハイビャクシンは「葉はほとんど針状、まれに鱗片状」。ミヤマビャクシンは、「幼木は針葉、老木又は果枝上では鱗葉」とされる。
参考文献
「コニファーズブック」,柴田忠裕,グリーン情報,1999
「コニファー 楽しみ方と育て方」,柴田忠裕,淡交社,2023.3
「コニファー きれいに育てる全テクニック」,尾上信行,小学館,2006.9
「コニファーガーデン―園主が教える選び方・育て方」,高橋護,農山漁村文化協会, 2007.7 など
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