ハナズオウ 花蘇芳

Cercis chinensis Bunge

春を告げる紅紫の花木 indexへもどる
全景

2005年4月 東京都世田谷区

2005年4月15日
東京都世田谷区

2005年6月
東京都世田谷区
樹皮

2005年6月
東京都世田谷区

2007年8月
東京都調布市
分 類
低木
区 分
落葉広葉樹
科属 マメ科ハナズオウ属
別名と外国名 別名:スオウバナ、スオウギ、スオウノキ、ハナムラサキ/英名:Judas tree/中国名:紫荊、満条紅
自生地(原産地) 中国大陸中・北部
樹 高 2~4m
開花期と結実期 花:4月
特 性 日照は陽地/生長は速い/乾燥に強い/痩地に耐える/病虫害に強い/移植はやや容易/耐暑性は普通/耐潮性は普通
植栽域 北海道南部~九州
美 性

幹は根元から多数分岐し、ほうき状の樹形となる。表面に光沢のある葉は大型のハート形。紅紫色の花は4月に葉に先立って咲き、前年枝の所々に群生し、よく目立つ。実はマメ科らしく莢の中にある。枝張りが広がらないため、狭い場所にも向く。

用 途 庭園樹、公園樹
管 理 ・自然樹形では、立形で3~4mに達する。
・剪定は落葉期または花後に行なう。コンパクトな樹形を維持するためには枝抜き剪定をする。
・マメ科のため、施肥をあまり必要としないが、冬季に油粕など有機肥料を施す。

・病害:褐斑病、角斑病など。
・虫害:イラガ類、アメリカシロヒトリなど
類似種と品種 園芸品種:シロバナハナズオウ/類似種:セイヨウハナズオウ、アメリカハナズオウ`フォレストパンジー'など
文 化

・名の由来は、花の色が蘇枋染の紅紫色の染汁に似るため。
・日本には江戸時代に渡来。
・セイヨウハナズオウは別名ユダの木と呼ばれる。キリストを裏切ったユダが首をくくった木とされる。

メ モ

・繁殖は、基本種は実生。園芸種は接木。

備 考  
参考文献
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