ヒガンバナ 彼岸花

Lycoris radiata Herb.

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全景

2021年9月20日 横浜市港北区

2010年9月26日
神奈川県横浜市

2007年12月
神奈川県横浜市
球根

2010年9月26日
神奈川県横浜市

2010年9月26日
神奈川県横浜市
分 類
草本
区 分
冬緑性宿根草
科属 ヒガンバナ科ヒガンバナ属
別名と外国名 別名:マンジュシャゲ、シビトバナ/英名:Red spider lily/中国名:石蒜
自生地(原産地) 中国大陸揚子江流域とされる
樹 高 40cm
開花期と結実期 花:9月
特 性 陽地/耐寒性は強い/耐暑性は強い/耐乾性は強い/繁殖力は強い
植栽域 北海道~九州
美 性 各地の土手や墓地など人家の近くに自生、あるいは栽培される冬緑多年草。地下にラッキョウ状の鱗茎をもつ。秋、葉に先立って花茎が伸び、頂に六個の花被片をもつ赤色の花が数個輪状に集まって開く。花後に鱗茎から深緑色の根生葉を多く出す。地上部の葉は5~6月に自然に枯れる。開花期間は10日前後(見ごろは4~5日)。
用 途 地被
管 理 ・乾寒風にも強く病虫害も少なく、栽培しやすい。
類似種と品種 類似種:ナツズイセンショウキズイセン(リコリス・オーレア)/園芸品種:シロバナヒガンバナ
文 化 ・名は、秋の彼岸に咲く花の意。
・全草にアルカロイドを含み有毒だが、鱗茎をすりおろしたものを肩こりや乳腺炎などに塗布する。また、鱗茎はデンプンを含み、昔は救荒植物として食用とされた。
・中国原産で有史以前に渡来したとされる。
・古い記録として、万葉集に登場しているとされる。
・水田の畦畔植生として、イネと相補的な生活史(冬緑、キク科雑草への阻害作用)をもつため、有効である。
メ モ

・日本に自生するもののほとんどが3倍体とされ、不稔。
・キク科雑草を抑制するアレロパシーがある。イネ科雑草への阻害作用は弱い。

事例写真 護岸の植栽(2005年9月25日 滋賀県彦根市)
ヒガンバナ群植シロバナヒガンバナ群植朱色花品種群植(2021年9月20日 横浜市港北区 西方寺)
備 考  
参考文献

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