カクレミノ 隠蓑

Dendropanax trifidus

ひっそりと個性を発揮する常緑樹 indexへもどる
  
全景

2005年5月 東京都世田谷区

2005年8月4日
東京都世田谷区

2005年5月
千葉県千葉市
樹皮

2006年10月
千葉県千葉市

2005年4月
東京都調布市
分 類
高木
区 分 常緑広葉樹
科属 ウコギ科カクレミノ属
別名と外国名 別名:ミツデ、ミツナガシワ
自生地(原産地) 関東地方以西、四国、九州/海岸近くの照葉樹林内
樹 高 5~10m
開花期と結実期 花:6~7月/実:10~11月
特 性 日照は半陰地~陰地/土壌は選ばない/生長は遅い/耐潮性はやや強い/耐煙性は強い/耐風性は強い/病虫害に強い/萌芽力あり
植栽域 東北南部~九州
美 性 若木の葉は光沢のある濃緑色で深く3裂する。また、樹皮は滑らかな灰白色で、本種は三裂葉と幹の組み合わせを特に鑑賞される。茶庭で好んで利用されるほか、極陰樹として日陰地で多用される。生長すると、葉の切れ込みはなくなって広卵形となり、個性に乏しくなる。
用 途 庭園樹、公園樹
管 理 ・成木であっても特徴のある3裂葉を維持する時には、枝を切り戻し萌芽させる。
・日に当たりすぎると、葉が黄変することがある。
類似種と品種 園芸品種:フイリカクレミノ
文 化

・名は、葉の形が蓑に似ることから。
・幹から取れる汁は、「黄漆」と呼ばれ、家具の塗料に利用される。

メ モ ・ヒヨドリなど中型の野鳥が実を好み、野外での分布拡大に貢献している。
事例写真

紅葉(横浜市緑区横浜動物園。2011/1/16)

備 考  
参考文献

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