コブシ 辛夷 |
Magnolia Kobus DC |
春を告げる純白の花木パート1 | indexへもどる |
全景 | 花 | 葉 |
![]() 2004年3月28日 東京都調布市 |
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![]() 2005年6月 東京都日野市 |
実 | 樹皮 | |
![]() 2005年9月25日 滋賀県彦根市 |
![]() 2005年4月3日 東京都調布市 |
分 類 | 高木 |
区 分 | 落葉広葉樹 |
科属 | モクレン科モクレン属 | ||
別名と外国名 | 別名:ヤマモクレン、ヤマアララギ、コブシハジカミ/英名:Kobus Magnolia | ||
自生地(原産地) | 北海道、本州、四国、九州、済州島/山地や丘陵地 | ||
樹 高 | 5~15m以上 | ||
開花期と結実期 | 花:3~4月/実:9~10月 | ||
特 性 | 日照は中庸/耐乾性は強い/耐煙性はやや弱い/耐潮性はやや弱い/耐暑性は強い/病虫害はやや強い/直幹性/生長はやや早い/雌雄同株/移植はやや困難 | ||
植栽域 | 北海道~九州 | ||
美 性 | 10mを超えるような高木になり、葉に先がけて樹冠に雪が積もったように白い花でおおわれる。ソメイヨシノより1週間ぐらい早く咲きだす。純白の花は早春にふさわしく、清楚という形容にふさわしい。秋の赤い集合果も形がおもしろく、握り拳状となるため、この名がある。樹形はボリューム感のある卵形に整うのが普通。 | ||
用 途 | 庭木、公園樹、街路樹 | ||
管 理 | ・樹形は自然にまとまりやすいが、剪定する場合は冬期に花芽を残すように行なう。 ・幼木の移植は容易だが、やや深根性であり成木は困難。モクレン科植物中ではもっとも移植のきく種類。 ・病虫害は少ない。 ・病害:環紋葉枯病、炭そ病、うどんこ病など ・虫害:コブシハバチ、カイガラムシ類など |
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類似種と品種 | 類似種:ニオイコブシ、シデコブシ、ハクモクレン/園芸品種:‘ワダス・メモリー’など | ||
文 化 | ・名の由来は、果実が人の握りこぶしに似ることから。 ・古来より農事の指標木として扱われ、田打ちザクラ、芋植え花と呼ぶ地方もあった。 ・北国では、田の神の寄り代とされた。 ・つぼみは漢方薬として、鼻炎薬などに利用される。 ・材は器具材に使われる。 ・春の季語。 |
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メ モ | ・萌芽力はあるが、剪定にやや弱い。 ・繁殖は実生。 |
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事例写真 | ・街路樹(横浜市。2007/3/22) ・街路樹 (横浜市緑区。2013/3/24) ・成木 (神奈川県鎌倉市大船植物園。2013/3/20) ・里山の春を告げる(横浜市緑区。2016/3/21) |
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備 考 |
参考文献 「ガーデンニング花木入門」NHK出版 |
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