コムラサキシキブ 小紫式部

Callicarpa dichotoma (Lour.) C. Koch

平安の女流作家の名を受けた小低木 indexへもどる
全景

2005年10月 埼玉県富士見市

2005年7月6日
東京都世田谷区

2010年8月14日
神奈川県横浜市
紅葉

2004年11月11日
準備中
分 類
低木
区 分 落葉広葉樹
科属 シソ(クマツヅラ)科ムラサキシキブ属
別名と外国名 別名:コムラサキ、コシキブ
自生地(原産地) 本州、四国、九州、沖縄、朝鮮半島、中国/山麓の湿地や湿った原野
樹 高 0.5~2.0m
開花期と結実期

花:6~7月/実:9~11月

特 性 日照は陽樹から中庸樹/生長はやや早い/乾寒風に強い/耐潮性は普通/耐暑性はやや強い/萌芽力あり
植栽域 北海道南部~九州
美 性 樹形は横に広がっていき、枝が弧を描くように伸びる。野趣に富んだ風情がある。初夏の淡紫色の花は繊細な雰囲気があるが、秋には径3mmほどの紅紫色の実がたわわに実り、本種の魅力となっている。実は野鳥も好む。
用 途 公園樹、庭園樹
管 理 ・刈込が可能だが、自然樹形の弓状にしなる枝を鑑賞するため、基本的には放任で良い。
・剪定適期は落葉期。
・もともとは湿地を好むため、夏場の乾燥に注意。

・害虫:カイガラムシ類など。
類似種と品種 類似種:ムラサキシキブ/園芸品種:シロシキブ
文 化

 

メ モ

・葉の鋸歯が上半部にしかないことや、花序の柄が葉腋より上につく(実が葉に隠れない)ことでムラサキシキブと区別できる。
・ムラサキシキブより実つきはよい。
・自生種は、多くの都道府県でレッドデータの絶滅危惧種などの種に指定されている。
・繁殖は挿木(3月、5~9月)、実生、株分。

備 考  
参考文献
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