メタセコイア

Metasequoia glyptostroboides Hu et heng

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全景

2005年11月
東京都調布市
神代植物公園

2006年11月1日
東京都世田谷区

2005年
神奈川県川崎市
樹皮

2006年12月
東京都新宿区

2005年4月
神奈川県川崎市
分 類
高木
区 分 落葉針葉樹
科属 ヒノキ科メタセコイア属
別名と外国名 別名:アケボノスギ、イチイヒノキ/英名:Dawn redwood/中国名:水杉
自生地(原産地) 中国湖北省
樹 高 20~35m
開花期と結実期 花:2~3月
特 性 日照は陽樹/湿地に強い/生長は極めて速い/耐煙性は普通/耐潮性はやや強い/病虫害に強い/雌雄同株
植栽域 北海道~九州
美 性 落葉性の針葉樹。幹は直立し、円錐形の整った樹形になる。さわやかな淡緑色の新緑が美しく、また、紅葉は赤褐色~黄褐色に樹全体が染まり味わい深い。葉は扁平な針状葉で対生し、秋には小枝ごと落ちる。
用 途 公園樹、庭園樹
管 理 ・強剪定にも耐えるが、円錐形の自然樹形となるように放任することも多い。
類似種と品種 類似種:ラクウショウ/園芸品種:オウゴンメタセコイア
文 化

・三木茂博士(元大阪市立大学教授)が1941年に化石として発見し、命名した。その後、1943年に当時は絶滅したと考えられていた本種が中国四川省で発見された。「生きた化石」と言われる。
・日本にやってきたのは1949年で、アメリカの古植物学者戦後から昭和天皇へ献呈された。国内に広く植えられるようになったのは、1950年に同じくアメリカから大阪市立大学にあったメタセコイア保存会に送られた100本の苗木を祖とする。
・東京都八王子市の浅川河川敷では炭化したメタセコイアの化石林が発見されている。
・材としては狂いやすく適さないが、柔らかく木工細工に利用される。
・一属一種。

メ モ ・繁殖は実生、挿木。
・生長は非常に速く、弱酸性の肥沃地では年に1~1.5mも伸びる。
・雌雄同株。
事例写真 街路樹(千葉県印西市。2009/5)
成木全景-夏(東京都新宿区 新宿御苑。2012/9/8)
林内-紅葉(生田緑地。2023/12/2)
冬の列植(神奈川県相模原市 相模原公園。2011/2/28)
年輪標本(茨城県立自然博物館。2023/12/3)

成木全景-冬(神代植物公園。2006/3/12)


最初の導入木の1本(大阪府立植物園。2024/4/18)
・名所:メタセコイア並木(滋賀県高島町。新・日本街路樹百景)
備 考  
参考文献

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