サルスベリ 百日紅

Lagerstroemia indica L.

真夏に延々と咲き続ける長距離ランナー indexへもどる
全景

2007年8月19日 東京都調布市
神代植物公園
2005年7月24日
愛知県長久手町
2005年8月
神奈川県横浜市
樹皮
2007年8月
東京都調布市
2005年4月
東京都調布市
分 類
高木
区 分 落葉広葉樹
科属 ミソハギ科サルスベリ属
別名と外国名 別名:ヒャクジッコウ、サルナメリ/英名:crepe myrtle;Indian lilac/中国名:紫薇、百日紅
自生地(原産地) 中国大陸中部~南部
樹 高 5~10m
開花期と結実期 花:7~9月
特 性 日照は陽樹/生長はやや遅い/耐潮性は強い/耐煙性はやや弱い/萌芽力あり/乾燥に耐える
植栽域 東北南部~九州
美 性 樹皮は淡い黄褐色でなめらかであり、木登りの得意な猿も滑るという名の由来にもなっている。樹形は幹が斜上することが多く不整形となり、まとまりにくい。夏に長期間にわたって咲く花は、花弁の縁が縮れ独特だが美しく、よく目立つ。個体ごとに個性が出る。暖地原産であるため、芽だしの時期は遅い。
用 途 公園樹、庭園樹、街路樹
管 理

・カイガラムシやうどんこ病にかかることが多く、病虫害にはやや弱い傾向がある。
・萌芽力はあるが、同じ位置で枝打ちを続けるとコブ状になったり、太枝を切ると徒長枝が出たりするため、剪定は全体の調子を見ながら行なう。

類似種と品種 類似種 シマサルスベリ/園芸品種 シロバナサルスベリ一才サルスベリ(矮性種)
文 化

・日本へは鎌倉時代以前に中国から渡来したとされる。
・斉藤茂吉が好んだ樹のひとつ。
・材は緻密で耐久性があり、土木材、器具材、舟材として利用される。

メ モ

・葉は対生または互生で、まれにコクサギ型葉序につく。
・日本では自然樹形で仕立てることが多いが、海外では下枝を取り除いた「スタンダード仕立て」がよく見られる。

事例写真

群植(東京都調布市神代植物公園)
園芸品種の見本園(神奈川県鎌倉市大船植物園。2011/8/7)

備 考  
参考文献
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