セイヨウシャクナゲ 西洋石楠花

Rhododendron spp.

日陰を多彩に彩る常緑花木 indexへもどる
全景

2005年4月18日 東京都調布市
神代植物公園
`ネリアーブ・レッド'

2008年3月
神奈川県横浜市
新芽
準備中
2008年3月
神奈川県横浜市
分 類
低木
区 分 常緑広葉樹
科属 ツツジ科ツツジ属
別名と外国名 英名:rhododendoron
自生地(原産地)

ヒマラヤ地方を中心としたそのその周辺部(原種)

樹 高 1~4m
開花期と結実期 花:4~5月
特 性 半陽地~陰地/成長はやや遅い/耐寒性はやや強い/耐暑性は弱い/細根性/浅根性/酸性土壌を好む/適潤地を好む
植栽域 東北~九州(品種による)
美 性 赤、紫、ピンク、白、黄と多彩で豪華な花を枝先に咲かせる常緑低木。葉は厚く光沢があり、枝先に集まってつく。落葉高木の根締めなど日陰の庭の花として用いることができる。
用 途 庭園樹、公園樹
管 理 ・西日は嫌うが、光線不足だと徒長し花つきが悪くなる。
・腐植分の多い酸性土を好むが、水はけを良くすることが重要で、深植えは禁物。
類似種と品種 原種:約300種(うち、日本の自生種はキバナシャクナゲ、ハクサンシャクナゲ、ホソバシャクナゲ、ツクシシャクナゲ、ホンシャクナゲなど/園芸品種:多数(1万種を超えるとされる)
文 化

・セイヨウシャクナゲは野生品種を西欧で育成改良を加えたもので1930年代以降に渡来したもの。
・ヒマラヤの山岳地帯は野生シャクナゲの宝庫とされ、全山がシャクナゲの真紅に染まる様は見事。ネパールの国花(ラリグラス)にもなっている。
・日本ではかつて神霊が宿る木とされ、枝を門前に挿して家内安全を願う風習があった。
・低木の女王がバラなら、王はシャクナゲといわれている。
・花言葉:「荘厳」
・福島県(ネモトハクサンシャクナゲ)、滋賀県(ツクシシャクナゲ)の県花。

メ モ ・繁殖は挿木、接木。
・葉は有毒。成分はロドトキシン。
備 考  
参考文献
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