トウジュロ 唐棕櫚

Trachycarpus wagnerianus

エキゾチックな温帯のヤシ indexへもどる
全景

2005年7月 東京都文京区

2005年5月11日
雌花
東京都世田谷区

2007年8月
茨城県つくば市
樹皮

2023年10月14日
神奈川県鎌倉市

2005年4月
分 類
特殊
区 分
常緑広葉樹
科属 ヤシ科シュロ属
別名と外国名 別名:オジュロ、トウシュロ/英名:Chusan palm
自生地(原産地) 中国南部
樹 高 6~8m
開花期と結実期

花:5~6月/実:10~11月

特 性 日照は中庸~陰地/乾地・湿地に強い/耐煙性は強い/耐潮性は強い/成長は遅い/移植容易/病虫害に強い/耐風性あり
植栽域 本州中南部~九州
美 性 ヤシ類の中では最北に分布する。枝のない幹の先端部に、直接掌状の大型葉がつくというヤシ類の樹木は温帯にほとんどなく、個性的な樹形といえる。幹もすっきりとして、狭く日陰の場所でも植栽できる。数本を寄植えにすると効果的。
用 途 庭園木、公園樹、街路樹
管 理 ・降雪地では防寒対策をする。
・枯葉、傷んだ葉などを切り取る。
類似種と品種 類似種:ワジュロ、チャボトウジュロ(矮性のヤシ)
文 化 ・日本への渡来時期は不明瞭だが、江戸時代の庭園に植えられていたとされる。
・シュロの皮の繊維は耐水性があり、シュロ縄、刷毛、敷き物などに、シュロの幹は鐘つき棒に利用されている。
メ モ ・雌雄異株
・よく似たワジュロは葉先が垂れ下がっていることが多いが、本種は垂れさがらないことで区別できる。
・都市近郊の林内に侵入している個体が増えている。
事例写真 街路樹(千葉ニュータウン。2009/5/14)
群植(東京都八王子市。東京工科大学。2011/1/22)
幹断面(横浜市青葉区。2020/3/18)
備 考  
参考文献

PAGE TOPへもどる
indexへもどる
HOMEへもどる