ヤマモモ 山桃

Myrica rubra

甘酸っぱい赤い実をつける indexへもどる
  
全景

2005年3月 世田谷区桜新町

2005年4月14日
千葉県海浜幕張

2005年5月14日
東京都文京区
樹皮

2004年6月19日
千葉県木更津市

2004年9月
神奈川県川崎市
分 類
高木
区 分 常緑広葉樹
科属 ヤマモモ科ヤマモモ属
別名と外国名 別名:ヤモモ、シブキ/英名:Baynerry/中国名:楊梅(ヤンメー)
自生地(原産地) 関東地方南部以西、四国、九州、沖縄,朝鮮半島南部、中国、台湾、フィリピン
樹 高 5~20m
開花期と結実期 花:3~4月/実:6~7月
特 性 日陰にやや強い/乾地、湿地に強い/比較的土地を選ばない/成長はやや遅い/萌芽力は強い/根は太根/移植容易/病虫害に強い/煙害に強い/潮風に強い
植栽域 沖縄~本州(若木は寒さで痛むが東北中部沿岸地帯まで生育可能)
美 性 細かい葉が枝先に密について整った樹冠をつくる。雌雄異株で雌木に赤い実がつき食べられる。上品で年間の変化が少ないので建物の前のような目立つところの主木にも使える。他の樹木とも調和しやすい。
用 途 庭木、公園樹、街路樹
管 理 ・管理はほとんど不要だが、樹形を整えるために7月または12月ごろに枝抜き剪定をし、株元から出るひこばえは早めに切り取る。

・病害:こぶ病、褐斑病など
・虫害:ヤマモモハマキムシなど
類似種と品種 果実の大きい品種‘瑞光’や‘守口’は果樹として植栽されている。
文 化 ・果実は生食の他、ジャム、砂糖漬けなどにされる。
・樹皮は魚網を染める染料や薬用にされる。材は器具材。
メ モ ・繁殖は実生。園芸種は接木。
・根に放線菌が共生すると、大気中の窒素を取り入れることができ、痩せ地でも生育できる。
事例写真

玉散らし仕立(神奈川県鎌倉市大船植物園。2013/3/20)

・巨樹名木:蓮着寺のヤマモモ(静岡県伊東市)

備 考 ・暗赤色の果実が地面に落ちると汚れる。
参考文献
「庭公園樹と地被植物」ワールドグリーン出版
「樹木アートブック」アボック社
「樹に咲く花 離弁花1」山と渓谷社
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