<植木の病害虫>

ゴマダラカミキリ 胡麻斑髪切

Anoplophora malasiaca

ゴマダラカミキリ幼虫
2022年3月26日
横浜市緑区
幼虫(トドナエア)


ゴマダラカミキリ成虫と被害材
2023年2月4日
横浜市緑区
成虫と被害材(トドナエア)

ゴマダラカミキリ成虫
2023年2月4日
横浜市緑区
成虫

ゴマダラカミキリ成虫
2023年7月15日
横浜市緑区
成虫

症状

幼虫が樹皮下に穿孔、食害する。
被害木の樹勢が衰退するとともに、枯死に至ることも多い。柑橘類では重要害虫のひとつ。

害虫と発生条件

・カミキリムシ科フトカミキリムシ亜科ゴマダラカミキリ属。
・ヤナギ類、柑橘類、プラタナス、クワ、バラ科、イチジク、カエデ類(、トドナエア)など広く広葉樹に発生。
・成虫は根元に産卵する。幼虫は材中で辺材部から心材部へと食害。2年目の5月下旬から6月ごろに蛹化羽化する。
・成虫の体長:2.5cm-3.5cmほど
・分布:日本全土
・2年に1回。

防除法

・針金などを侵入口から差し込み、幼虫を捕殺。もしくは薬剤の注入。
・成虫期の6~9月、樹皮に殺虫剤を2~3回散布する。
・根元に金網などを巻いて、侵入防止。
・成虫発生初期に、天敵糸状菌シート(バイオリサカミキリ)を巻きつける。もしくは樹全体に薬剤散布。など。

備考

・外来種として、同様な被害をもたらすツヤハダゴマダラカミキリ(中国から朝鮮に分布)が近年、侵入している。識別点は、ゴマダラカミキリには前胸部の2つの白い(黄)紋があるが、ツヤハダ-にはない。など。
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