ソメイヨシノ 染井吉野

Cerasus×yedoensis (Matsum.) A.V.Vassil.‘Somei-yoshino’

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全景

2007年3月30日
神奈川県川崎市

2005年7月
東京都調布市
樹皮

2005年5月
東京都調布市

2006年11月
東京都調布市
分 類
高木
区 分 落葉広葉樹
科属 バラ科サクラ属
別名と外国名 別名:ヨシノザクラ
自生地(原産地) 園芸種
樹 高 10〜15m
開花期と結実期 花:3〜4月/実:5〜6月
特 性 日照は陽樹/生育が早い/耐潮性は弱い/大気汚染に対しても弱い移植はやや容易
植栽域 北海道〜九州
美 性 最も知られているサクラの代表種で各地で名所が作られている。葉が出る前に花が開き、枝もたわわに花をつけ、群植すると一斉に開花するため、豪華で華やかな印象を与える。樹形は横張りにゆったりとした形になる。秋の紅葉も美しい。
用 途 庭木、公園樹、街路樹
管 理 ・剪定痕が腐朽菌の侵入門戸となりやすいので、適切な部位での剪定と共に、殺菌癒合材を塗るなどして切り口を保護する処置が大切になる。

・病害:てんぐ巣病、材質腐朽病(コフキタケベッコウタケ)、胴枯病、フォモプシス枝枯れ病などの枝枯れ病、穿孔褐斑病など
・虫害:コスカシバ、カイガラムシ類、アメリカシロヒトリ、オビカレハモンクロシャチホコなどの虫害など
・病虫害が多い。
類似種と品種 エドヒガン系のコマツオトメとオオシマザクラの雑種。
※千葉大と静岡大などの研究チームの遺伝子解析により、片親がコマツオトメであることが判明した。論文(2007年)は日本育種学会のHPで閲覧できる。その後、コマツオトメは親ではなく、子供という見解も示されている。
文 化 ・古来より農事の指標木として扱われ、現在でも桜の開花予想の基準となっている。
・江戸時代末期に「吉野桜」として江戸染井村(現在の東京都豊島区)の植木屋が売り出した品種という説が有力。それまで一重咲きの桜は、山桜などの野生味のある桜であったが、ピンク色の花を枝いっぱいにつける華やかなソメイヨシノは一大ブームを巻き起こし、昭和の初めには日本中に広がった。日本人の桜に対するイメージが一新された。
・その一例に、東京都北区の飛鳥山では、山桜からソメイヨシノへの植え替えが行なわれた。
メ モ ・比較的短命で60年生位で老衰すると言われている(60年寿命説)。弘前公園では リンゴ栽培から得たノウハウを活かした、剪定や肥培管理により100年以上も健全に開花させている例など、100年を超えるものも各地で見られる。
・生育が早い。苗木植栽でも、5年ほどで目通り15cm以上になり、鑑賞に十分な大きさとなる。
事例写真

日本最古のソメイヨシノ(青森県弘前市)
日本最大のソメイヨシノ(青森県弘前市)

冬芽(青森県弘前市。2011/2/22)

備 考 ・接木苗(台木はアオハダザクラという品種が多い)。
・自家不和合性により、異なる種類のサクラが周辺にないと、結実しにくい。
参考文献
「日本の桜」山と渓谷社 「樹に咲く花 離弁花1」山と渓谷社
「庭木と緑化樹 2落葉高木・低木類」誠分堂新光社
「樹木アートブック」アボック社
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