<植木の病害虫>

モンクロシャチホコ 紋黒天社蛾

Phalera flavescens
モンクロシャチホコ
2009年9月7日 神奈川県横浜市

モンクロシャチホコ
2008年10月 東京都杉並区

モンクロシャチホコ
2011年8月14日 横浜市緑区

症状

数十から百匹前後の集団で葉を食害するので、木全体が丸坊主になることもある。その場合、狂い咲きを起こしたり、翌春の花芽を食害されて花つきが悪くなったりする。 弱齢幼虫のうちは赤く、大きくなると黒くなり黄緑色がかった毛に覆われる。大きめの糞が木の下に落ちてくる。

病原菌と発生条件

・シャチホコガ科。
・別名:フナガタケムシ、サクラケムシ。
・サクラ、ウメ、スモモ、リンゴ等に発生。
・秋に終齢幼虫(体長約50mm)になると土中に入り蛹化,越冬する。
・分布:北海道~九州、三宅島、御蔵島。
・年1回。成虫は7~8月。

防除法

・孵化直後は、数枚の葉に集団でいることが多いので、見つけて葉を静かに切り取って補殺する。
・薬剤散布は大きくなると、薬剤にも強くなるので、なるべく小さいうちに発見して退治するのが効果的。スミチオン、ディプテレックス、カルホス、オルトランなどが有効。

備考

・別名のフナガタムシは、頭と尻部を上げるポーズから。
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