<植木の病害虫>

オビカレハ

Malacosoma neustria testacea Motschulsky
オビカレハの終齢幼虫
2003年4月東京都足立区

症状

カレハガ科の食葉性昆虫。
・別名はウメケムシ、テンマクケムシ。
・枝の分枝部に巣網を張り、その中に幼虫が群生して生活する。 夜間に集団で葉を食害するが、老齢幼虫では日中も摂食し、大きな被害になる。

病原菌と発生条件

・サクラ、ウメ、ユスラウメ、カイドウ、バラなどバラ科をはじめ、ヤナギやクヌギにも発生する。
・年1回発生。枝に産み付けられたリング状の卵塊で越冬し、3月中旬に孵化し、天幕状の巣を張る。
・ 幼虫の成長により巣自体も目立つ。
・6月には成虫になる。

防除法

・幼虫の巣網や冬期の卵塊の除去処分。
・薬剤散布はスミチオン、ディプテレックス、カルホス、オルトランなどが有効。

備考

 
ソメイヨシノのページへ戻る
ウメのページへ戻る
病害虫のindexページへ戻る
HOMEへもどる