<植木の病害虫>

マンサク葉枯病

Phyllosticta hamamelidis
マンサク葉枯病
罹病枝 マンサク
2023年6月10日
東京都調布市

マンサク葉枯病
罹病葉 マンサク
2023年6月10日
東京都調布市

マンサク葉枯病
罹病葉 マンサク
2023年6月10日
東京都調布市

マンサク葉枯病
分生子殻 マンサク
2023年6月10日
東京都調布市

マンサク葉枯病
分生子殻 マンサク
2023年6月11日

マンサク葉枯病
分生子 マンサク
2023年6月11日

症状

5月ごろ、葉に褐色の小円斑点を多数生じたり、葉の基部または主脈周辺から褐色に枯れ込みはじめ、捻れたのち、顕著な場合は、枝ごと枯れて枯死に至る。一度発症した個体は毎年被害が継続しやすい。

病原菌と発生条件

・子嚢菌類。
・マンサク、シナマンサクに発生する。
・病原菌:Phyllosticta hamamelidis Cooke
・分生子殻は、類球形で径73-132μm。分生子は無色単胞で、楕円形~倒卵形。表面に粘質層があり、付属糸をもたない。

防除法

・罹病葉および枯れ枝の除去。

備考

・近年はマンサクの自生地、植栽地で蔓延し、園芸品種にも被害が見られる。
・被害は1998年に愛知県で初めて発見された。


参考文献:
花木・鑑賞緑化樹木の病害虫診断図鑑,法政大学植物医科学センター,大誠社,2020 ほか

マンサク
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