<植木の病害虫>

ソヨゴ褐斑病

Phyllosticta azevinhi Torrend
ソヨゴ褐斑病
罹病葉 ソヨゴ
2024年4月28日
東京都調布市

ソヨゴ褐斑病
分生子殻
2024年5月6日

ソヨゴ褐斑病
分生子殻
2024年5月6日

ソヨゴ褐斑病
分生子
2024年5月6日

症状

春先から、葉の表裏に濃茶褐色の丸い病斑ができる。周囲は暗褐色の帯で縁どられる。
被害が進行すると、黄変して、落葉もしくは葉枯れを引き起こすことがある。多くの場合、樹勢にはほぼ影響がないが、多発時は美観上の問題となる。

病原菌と発生条件

・病原菌:Phyllosticta azevinhi Torrend
・分生子殻は濃茶褐色で径100-140μmほど。分生子は単胞、類球形、6.5-10×4-6.5μm。

防除法

・病葉や落葉を処分する。
・殺菌剤散布。

備考


参考文献:
・花木・鑑賞緑化樹木の病害虫診断図鑑,法政大学植物医科学センター,大誠社,2020
・植物病原菌図説,小林享夫・勝本謙ほか編,全国農村教育協会,1992 ほか

ソヨゴ
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