ソヨゴ 冬青

Ilex pedunculosa

さわやかな広葉常緑樹 indexへもどる
全景

2005年5月 東京都世田谷区

2005年5月25日
東京都世田谷区 雌花

2005年4月
東京都世田谷区
樹皮

2016年9月30日
千葉県船橋市

2005年4月
神奈川県川崎市
分 類 高木 区 分 常緑広葉樹
科属 モチノキ科モチノキ属
別名と外国名 別名:ソヨギ、フクラモチ、フクラシバ/英名:longstalk holly
自生地(原産地) 本州(新潟、宮城県以南)、四国、九州、中国、台湾/山地の乾いた林内や林縁
樹 高 3~8m
開花期と結実期 花:6~7月/実:10~11月
特 性 日照は陽地(陰地に耐える)/乾燥しすぎたり、強い西日があたると葉焼けをおこす/成長はやや遅い/土地を選ばない/潮風に耐える/耐寒性が強い/雌雄別株、雌株と雄株を近くに植えると実つきがよくなる/浅根性
植栽域 九州、四国、本州中南部、福島県、宮城県(海岸寄り)
美 性 枝葉が疎で、軽やかな印象を与える常緑樹。和洋どちらの庭にも合う。秋に色づく赤い実の鑑賞価値も高く、実の多くつく雌木は雄木に較べると高値で取引される。自然樹形は野趣があり、雑木の植栽との相性がよい。
用 途 公園樹、庭園樹、生垣
管 理 ・放任してもあまり大きくならないが、時々枝透かしをするとよい。

・病害:褐斑病、黒紋病など
・虫害:カイガラムシ類、イラガ類など
類似種と品種

園芸種:'ハラシマ'、‘春風’、‘ウィンタールビー’など。/類似種:クロソヨゴなど。

文 化

・長野県、山口県の一部ではサカキの代用にする。
・和名の由来は、堅い葉が風にそよいで音をたてるからといわれる。
・材は緻密で白く、器具材にされる。ギターのサウンドホール周囲の象嵌、算盤玉などに使われる。
・樹皮からは鳥もち、葉はタンニンが多く含まれ、褐色染料をとる。
・葉を焚き火などに入れると内部の水分が気化し、お餅のように膨らむ。 別名「フクラシバ」の由来ともなっている。

メ モ ・西日本を中心に自生する植物だが、富士五湖周辺にはかなり多く見られる。
・常緑広葉樹としては耐寒性の強いほう。
・花言葉:先見の明
事例写真 新植樹(株立)(2015/4/25。東京都稲城市)
新植樹(単幹)(2012/10/30。千葉県船橋市)
備 考
参考文献

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