<植木の病害虫>

すす病

すす病_モチノキ_ルビーロウムシ
2022年4月10日
世田谷区用賀
モチノキ ルビーロウムシ

症状

葉、枝、果実、幹の表面が黒い菌糸で膜状に覆われる。光合成が阻害され樹勢低下につながる。

病原菌と発生条件

・病原菌は、すす病菌と呼ばれ、糸状菌(かび)の仲間で、複数種が含まれる。
・果樹では柑橘類、庭木ではツバキ、サルスベリ、モチノキ、ゲッケイジュなどのほか、マツ類、ナラ類、カシ類、マサキ、アオキなどによく発生する。
・カイガラムシ類、コナジラミ類、アブラムシ類が分泌した排泄物や甘露を栄養源として繁殖。
・すす病菌は植物の表面に生息し、内部には侵入しない。

防除法

・風通しを改善するような剪定を行なう。
・カイガラムシ類やアブラムシ類を駆除。捕殺や樹木の休眠期にマシン油乳剤を散布。(樹勢の悪い樹木には散布不可)など

備考

 
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